３回目の帝王切開レポ⑥～赤ちゃんがまさかの肺炎に～
手術後二日が経ち、そろそろ落ち着いて赤ちゃんに面会したいなぁと思っていた矢先
先生が少し神妙な面持ちで話し始めたので、一気に不安になった
そしてまさかの「肺炎」という言葉
予定帝王切開で36週で産まれた赤ちゃんにまれに見られる、まだ呼吸が安定しない状態を「周期性呼吸」と呼ぶが、どうやら息子はそれよりも悪い状態のようだった
先生は一生懸命言葉を選んでしゃべっているように聞こえた
産後間もない母親に、赤ちゃんの病気を伝えることは少なからず心苦しかったに違いない
出産した病院はコロナウィルス患者の受け入れはしていないし、私の感染も認められ
なかったので母子感染ではなく、
後々色々な検査を進めていくうちに、羊水を誤飲してしまった可能性が一理あるそうで、先生たちもあまり無い例に驚いていたようだ
とにかく、抗生剤投与をさっそく始めて、体内の菌を払拭していく治療に入った生後間もない息子
私はこれが重症なのか軽症なのかもよく分からないまま、３時間ごとの授乳のため小児病棟を訪れ、直母の許可が出なかったので搾乳した母乳を哺乳瓶に移し替えて飲ませた
時折、飲みながらむせたり、口周りや手足先にチアノーゼの症状が出たりすると胸が痛かった
でもこうして少しの間でも触れ合えたことはとても嬉しかった
そして、私は数日後に先に退院し、幸い息子はその約二週間後に退院となった
抗生剤投与が効いたようで、レントゲンから肺の影はだいぶなくなっていたが
今後も経過観察が必要となった
重ねて、水腎症というお腹に水が溜まる病気も見つかっていたため、こちらは１歳頃まで通院、経過観察が必要となった
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これで一旦出産レポは終了です
とにかく、命に別状なく今こうして生きていてくれていることが本当に嬉しい
出産は、まさに奇跡
お腹で10か月間すくすくと育ち、無事に生まれてきてくれることは当たり前ではなく
普通分娩にせよ帝王切開にせよ、母はこの世の痛みとは思えない苦しみを耐え抜いて赤ちゃんを産む
私はそんな基調な経験を３回もできた
協力してくれた夫や、たくさん我慢をさせた上の子どもたち、職場や親類、周りの人たちに心から感謝している
３人育児はこれから本番となるが、この子にも精一杯たくさんの愛情を注いで育てていきたい
余談
入院中、息子の病状を伝えた夫が私に送ってきた歌
GReeeeN「星空のエール」
泣いて 生まれて 響く命
きっと嬉しくて 笑っているんだ
僕らはきっと出会うでしょう
手を引き 背を押し 出会うでしょう
きっといつか今日の日も 意味をもって ほら
耳をすませば
星の見えない日々を 超えるたびに
互い照らすその意味を 知るのでしょう
愛する人よ 親愛なる友よ
遠くまで 響くはエール
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昔々からほら 1000年もその前も
僕ら迷わなうように 星に名前をつけた
誰よりも私には 輝く星 ほら
夜明け前の空
時に私の後ろに光る星
伸びた影と寄り添ってあるいてく
いつまでも エール
朝も昼も夜もずっと そこにある
暗闇にほら響け 一番星
愛する人や トモと呼べる人に
出会エール
愛する人よ 親愛なる友よ
星影に 響くはエール
息子の名前は丁度「星」のようなものをイメージして付けていたため、この歌詞が重なって病室でポロポロ泣いた
GReeeeN - 「星影のエール」リリックビデオ Full Ver.（コード譜つき）NHK 連続テレビ小説「エール」主題歌
朝ドラもみんなで毎朝みてるが、とても面白い(^^)
